思考・論理・分析
近年、論理的思考力に対する関心はますます高まってきている。ただ知識を詰めこむだけの勉強では不充分で自分でものを考える力を養成することこそが、最も大切だという考えが主流になってきている。また、ビジネスの分野においても経験と人間関係に頼って仕事ができる時代は終わり、適切な情報に基づいて論理的に分析し、合理的に行動しなければ成果につながらない時代なのである。今までの日本人は正しい知識を大量に身につけた人材となり、日本企業はどの国の企業よりも効率的にオペレーションを行えるようになったのである。しかし、覚えた知識の中から答えを探すというやり方しか身についていないのである。確実に正しいとされる答えが存在しない状況になると、途端に失速してしまったのである。これが90年代後半の日本の状態である。
見本があって、追いつけ追い越せの時代ではこれでも通じるところがあった。しかし、今は自ら考えて、独自の答えを自分で作り出す能力が必要なのである。この能力の基礎となるのが論理的思考力である。どうすれば論理的思考力を修得することができるのか。それは思考の力を鍛え強化することに尽きるのである。
本書では思考とは何か。言い換えるなら「ものを考える」という頭脳作業は何をしていることなのか。論理的であるとはどういうことなのか。何をどのように行えば最も効率的に正しい答えを得られるかという「合理的分析プロセス」の具体的作業と有用なテクニックについて解説した。
論理的に思考する力が強化されると、それまで良くわからなかった複雑な情況がすっきりとシンプルに見えるようになったり、なぜ今良くわからないのか、わかるようになるには何が判明すれば良いのかが、自身納得してわかるようになる。大袈裟にいえば「見える景色が変わる」ようになる。
第1章 思考
第2章 論理
第3章 分析
見本があって、追いつけ追い越せの時代ではこれでも通じるところがあった。しかし、今は自ら考えて、独自の答えを自分で作り出す能力が必要なのである。この能力の基礎となるのが論理的思考力である。どうすれば論理的思考力を修得することができるのか。それは思考の力を鍛え強化することに尽きるのである。
本書では思考とは何か。言い換えるなら「ものを考える」という頭脳作業は何をしていることなのか。論理的であるとはどういうことなのか。何をどのように行えば最も効率的に正しい答えを得られるかという「合理的分析プロセス」の具体的作業と有用なテクニックについて解説した。
論理的に思考する力が強化されると、それまで良くわからなかった複雑な情況がすっきりとシンプルに見えるようになったり、なぜ今良くわからないのか、わかるようになるには何が判明すれば良いのかが、自身納得してわかるようになる。大袈裟にいえば「見える景色が変わる」ようになる。
第1章 思考
第2章 論理
第3章 分析
- 編著者: 波頭亮著
- サイズ: 四六
- ページ数: 240
- 価格: 2420円(本体2200円+税10%)
- ISBN: 978-4-382-05541-4
- 発売日: 2004年07月